こんにちは、mihiです。
今日は、正確なエッジの制御方法をお話しします。
今日は、正確なエッジの制御方法をお話しします。
建築モデリングをしていると、「壁の端から正確に1mの場所にエッジが欲しい」といったような場面に多く遭遇します。
他にも「ドアの開口」を作るために「床から2mの位置にエッジ」が欲しいなどなど。
そんなときに便利なツールが「エッジ」の「スライド」ツールです。
スライドツールの基本
まずは、スライドの対象となるエッジを選択し、
「エッジ」タブの中にある「スライド」ツールを起動します。
「エッジ」タブの中にある「スライド」ツールを起動します。
・「モード」を「リニア」
・「補完方法」を「距離」
・「補完方法」を「距離」
とすることで、
選択したエッジを「指定した軸・距離」でスライドさせることができます。
選択したエッジを「指定した軸・距離」でスライドさせることができます。
この時「複製」にチェックを付けておくと、
エッジを複製してスライドすることが可能です。
エッジを複製してスライドすることが可能です。
意外とこの「エッジを指定した距離で複製」する機能は、他のアプリではできないのではないでしょうか?
ある地点から正確な距離でエッジを追加していく事が多い建築モデリングでは重宝する機能です。
「3dsMax」で同じことをしようとすると、「一旦適当にエッジを接続」→「左端まで移動」→「その後1.5m移動」という工程を踏む必要があります。
ある地点から正確な距離でエッジを追加していく事が多い建築モデリングでは重宝する機能です。
「3dsMax」で同じことをしようとすると、「一旦適当にエッジを接続」→「左端まで移動」→「その後1.5m移動」という工程を踏む必要があります。
「MODO」なら1アクションでOK!
スライドツールの応用
以下の画像のような場合のスライドツールの挙動ですが・・・
この場合、画面に対して左方向へはエッジをスライドできますが、
右方向へはスライドできません。
理由は、中間の横方向のエッジが右側には無いためです。
そこで、「モード」を「リニア」から「放射状」へ変更します。
モードが「放射状」の場合はツールハンドルが現れません。
ですので、エッジがスライドしてほしい方向へビューポートを左右にドラッグしてみます。
そのあと、距離の値を入力して正確にエッジを複製させることができます。このように「放射状」のモードではエッジを2本選択していても、
中間のエッジが無い方向へも1本のエッジとして複製することが可能です。
ですので、エッジがスライドしてほしい方向へビューポートを左右にドラッグしてみます。
そのあと、距離の値を入力して正確にエッジを複製させることができます。このように「放射状」のモードではエッジを2本選択していても、
中間のエッジが無い方向へも1本のエッジとして複製することが可能です。
エッジスライドの親戚「ループ追加」
エッジの追加を行うツールに、「ループ追加」というツールがあります。
エッジの「スライド」と似たようなことができますが、
こちらは4角形で構成されたベルト状のポリゴンに対してエッジを追加したいときに便利です。
画像のように、「ループ追加」ツールを起動し、
・距離の表示
・絶対距離
・終了地点からオフセット
・絶対距離
・終了地点からオフセット
以上にチェックを付けておくと良いです。
エッジ上の適当な位置をクリックしてエッジループを追加します。
4.0m幅の道路に見立てたベルト状のポリゴンのエッジの適当な場所をクリックした結果が上記画像です。
プロパティを見てみると、
位置:24.5747%
距離1:982.9885mm
距離2:3.017m
距離1:982.9885mm
距離2:3.017m
となっています。
この道路に側溝を作ろうと思います。
側溝の幅は大体400mmが多いので、
距離1」を「400mm」に訂正します。
側溝の幅は大体400mmが多いので、
距離1」を「400mm」に訂正します。
同じ要領で左端から100mmの位置に、
もう一本エッジをループ追加します。
もう一本エッジをループ追加します。
100mm幅のポリゴンをループ選択して、
「ベベル」ツールで「100mm」シフトすれば、
簡易的な側溝の出来上がりです。
「ベベル」ツールで「100mm」シフトすれば、
簡易的な側溝の出来上がりです。
いかがでしょうか。
とても小回りの利くMODOのエッジ編集機能。
モデリングの時短に大きく貢献してくれています。
とても小回りの利くMODOのエッジ編集機能。
モデリングの時短に大きく貢献してくれています。